オリート農園で、メスの気を惹くためにプレゼントを咥えて、がんばっていたオス。
一般的に、日本にいる野鳥は熱帯・亜熱帯の野鳥と比べると、地味な羽色のものが多いと言われますが、このエクアドール・ツグミは、日本で見られるツグミよりも明らかに地味だと思います。
この鳥はAmerican Robinと同じようなサイズです。
エクアドール・ツグミは、オリートの農園では簡単に見つけることができますが、サニートや、有機栽培バナナ農園では殆ど見掛けません。ところが、オリートの有機栽培農園に行くと、Lemon Rumped Tanagerと一緒に餌を捕っています。もしかすると、アンデス山麓からあまり離れた所には、彼らにしかわからない何らかの理由で、棲みたくないのかも知れません。
Mating Seasonになると、可愛らしい声で鳴いて、メスを呼びます。
Bucayのオリート農園で、あまり物怖じしない一羽が、正面から写真を撮らせてくれました。
最初にその声を聞いたときは、なにか鮮やかな色をした、「可愛いらしい小鳥が鳴いているのかなあ」と思い込んできょときょと声の主を探しました。声の主がこのツグミだとはっきりした時、はっと思い出したのが、カナダのヴァンクーヴァーでこの鳥に似たAmerican Robinがやはり可愛いい声で鳴いていたことでした。おなじツグミの仲間ですから、似たような声で鳴くのも当たり前だと、一人で合点したのを思い出します。