Lemon Rumped Tanager Hembra en Jorge:サニート農園で葉の上に止まっている雌。
今回は、私どものホームページを見ていただいている皆様に、謝らなければならないことが二つあります。
ひとつは、第6回の"Social Flycatcher"のところで、「Birds of Ecuadorがまだ発刊されていない…」と書きましたが、2001年に"The Birds of Ecuador"がMr. R.S. RidgelyとMr. Paul J. Greenfieldの共著で、Cornell Universityから発刊されていました。それは、2巻、1600ページを超える、図鑑と解説書からなる素晴らしい解説書です。
昨日、この解説書が届きました。早速夢中になって読み始めましたが、とんでもない間違いを犯していたことに気が付きました。
私は、この40年間、"Yellow Rumped Cacique(キゴシツリスドリ)"と、この"Lemon(Yellow)Rumped Tanager"をごっしゃにしていたのでした。
Lemon Rumped Tanager en Orito Mana:オリート農園で熟したオリートを食べている雄。
文字を見れば、「ツリスドリ」と「フウキンチョウ」では、間違いようが無いではないかと、お叱りを受けそうですが、ひとつには、黒と鮮やかな黄色の模様がよく似ているのと、エクアドールの人たち、農園関係者、土地の人たち、つまり一般の人たちは、この「フウキンチョウ」を「カシーケ」と呼んでいますので、私も40年間、この鳥を「カシーケ」と思い込んでいました。と言うより、これら二つの種類を区別することなく、混同していたのです。
記憶をたどると、確かにYellow Rumped Caciqueを1998年の2月に、オリートの産地"Mana"地区で、「嘴が長いカシーケだなあ。」と思ってシャッターを切り、プリントがあがってくるのを楽しみにしていたら、ひどいピンボケで落ち込んだのを思い出します。少々のピンボケには、いつも目を瞑っているのですが。
オリートを突っついている、Lemon Rumped Tanagerの雄と、雌の写真です。いつか「ツリスドリ」をバナナ園の中で撮りたいと思います。
第16回の野鳥も「Lemon Rumped Tanager」でした。ごめんなさい。